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【豪ドル/円】 中国経済の減速リスクよりも、円売り圧力優勢

発行済 2013-04-24 09:30
更新済 2023-07-09 19:32

豪ドル/円相場は、4月16日の98.75円をボトムに、足元では101~103円水準まで切り返す展開になっている。中国経済の成長鈍化が強く警戒されるも、改めて豪ドルを売り込むような動きは見られない。対ドルで改めて円売り圧力が強くなっていることもあり、主に円サイドから豪ドル高・円安が促されている。ただ、4月11日の直近高値105.43円まではまだ大きな距離を残しており、上値追いには依然として慎重スタンスも目立つ。

4月23日に発表された中国の4月HSBC製造業購買担当者指数(PMI)は、前月の51.6から50.5まで減速した。依然として活動の拡大傾向が示されているが、1~3月期の成長鈍化で広がった中国経済への懸念を払拭するのが難しい数値になっている。中国当局は安定成長への移行に強い自信を示しているが、4月の豪経済指標は低調な内容のものが目立つこともあり、オーストラリア準備銀行(豪中央銀行、RBA)が追加利下げに踏み切る可能性が払拭できない状況にある。1~3月期の基調インフレも前年比+2.4%と前期の+2.3%から伸びが抑制されており、「必要であれば一段の緩和余地がある」との認識が行動に移される可能性が否定できない。

もっとも、日本銀行がそれ以上に強力な緩和政策を展開する中、豪ドル/円相場の堅調地合は維持されよう。20ヶ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議という当面のイベントリスクを無難に消化したことで、26日の日銀金融政策決定会合でのインフレ見通し引き上げなどをきっかけに、改めて円売り圧力が強まる可能性も十分にある。豪ドルよりも円サイドの動向が注目された相場環境が続く見通し。

今後1週間の予想レンジは、101.00~105.00円。

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